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きまかせな天気に身構えて堅実に
くらら農園 安藤さん(愛知県豊田市)
7月登場予定
昨年のおまかせ野菜セットで、一番人気となったとうもろこし『ドルチェドリーム』。通称『飲むとうもろこし』と呼ばれ、その甘い甘い果汁と黄色と白色のバイカラーの見た目が可愛らしいスイートコーンです。そんなドルチェドリームをつくるくらら農園さんは、農家としての経験や社会の評価に対するの思いをヒップホップを通じて表現する農系ラッパーとしても積極的に活動を行い、ラップの大会で受賞歴もある唯一無二の農家さんです。

くらら農園さんは豊田スタジアムの目の前の広大な農地で露地栽培(屋外での栽培)でとうもろこしをつくっています。
近年、天候異常や農薬に耐性を持つ病害虫の発生などが問題になっていますが、露地栽培ではその影響を直接的に受けてしまうため、毎年、思いもしないようなことが起こるようで、いかに昨年と同じ品質のとうもろこしをつくるかが課題になるそうです。
もちろん、農作物に現れる異常をいち早く感知するために、日頃の農作物の健康状態の確認は欠かせませんが、直前に対応できない台風や大雨等の突発的な問題に対しては、定植前の土づくりが重要だと語ります。

そのため、どんなに近くの畑であっても、丁寧にその畑にあった土壌改良を行い、降雨などの自然災害に出来る限り備えるようです。
「思いもよらないことが起こる毎年のとうもろこしづくりですが、おいしいものをつくろうと思ってつくっています。」と慎重に言葉を並べながら、気恥ずかしそうに語るその姿に、農系ラッパーとしてのユニークな一面をもちながら、現実的に農業に向き合う実直さがうかがえました。
そんなくらら農園の安藤さんのドルチェドリームを今年もお届けします。



阿部さんが引き出すブルームきゅうりの魅力
しなやかファーム 阿部さん(四日市市)
6月登場予定
前職では名古屋でサロンを経営していた阿部さん。両親が兼業農家だったため農業に対して薄暗い印象を持っていました。ただ美しいをつくるためには体の内側からアプローチすることが大切だと農業のすばらしさに気が付き、二つ目の仕事としてUターン後の就農を決意しました。そのうえで、閉鎖的な農業を変えるだけの発信力を付けるために人と違うことを、と考え、四日市で初めてのきゅうり専門農家として9年前にしなやかファームが誕生しました。

きゅうりの専門農家として日々きゅうりと向き合う中で、収量や規格、見た目の観点で品種改良が進むきゅうりの世界に対して、収量や規格はお客さんに関係ないと疑問を持ちはじめます。その時に出会ったのが白い果粉をまとう『ブルームきゅうり』です。ブルームの無い『ブルームレスきゅうり』とは違い、パリッとした食感とえぐみの少ない味わいに惚れ込みます。
『ブルーム』とはきゅうり自身がつくり出すカルシウムなどの保護膜で、きゅうりの水分や栄養をまもる役割を果たします。昔は主流だったブルームきゅうりですが、農薬のような見た目から廃れてしまい、現在はブルームの無いきゅうりが全体量の97%、ブルームきゅうりは3%程の生産量となっています。

ただ、ブルームレスきゅうりは、保護膜であるブルームをなくす過程で、きゅうり自身が緑の外皮を分厚く生育するようになってしまったため、パリッと食感が出にくくなってしまいました。一方、ブルームきゅうりは、ブルームが水分や栄養分の放出を防いでくれるため、緑の皮が薄く、パリッとした食感を損なうことがありません。また、果肉の甘みが強く、えぐみ・苦味が少ないと阿部さんは言います。そんな阿部さんのおススメ料理は天ぷらで、加熱することで瓜特有の甘みとジューシーな味わいを堪能できます。

しなやかファーム最大の強みはブルームきゅうりの魅力を余すことなく届けられる阿部さんのこまやかさです。阿部さんのハウスは、きゅうりの枯葉ひとつなく、どのツルも寸分たがわず等間隔に並べられています。この綺麗なハウスだからこそ、常にきゅうりの状態を把握できると言います。
また、触れるとすぐに落ちてしまうブルームは届けるお客さんに嘘を付けない品質保証の証明になると考え、触れるのはきゅうりの上部、なおかつ収穫と包装の2回だけと決める徹底ぶりです。さらにその流通過程で、きゅうり同士が擦れてブルームやとげが落ちないよう、阿部さん自身で包装した後に出荷されます。モクモクでも阿部さんが自身で包装されたきゅうりを届けしています。

その丁寧な仕事への向き合い方が実を結び、まわりにきゅうり農家さんがいない環境であっても、客観的な『おいしい』を大切にしたいと考え、出品し始めた野菜ソムリエサミットでは、きゅうり農家としては初の5年連続銀賞を獲得しました。
阿部さんは今後、きゅうりと言えばしなやかファームと言われるようなきゅうりをつくり、きゅうり農家史上初の野菜ソムリエサミット金賞受賞を目指していると言います。普段脇役のきゅうりがたまに主役になる、そんな最高品質のきゅうりです。



トマト好きのためのトマト
株式会社RED ROOT 杉山さん(多気郡)
6月~8月登場予定
多気郡明和町で9年ほど前からミニトマトの栽培を行うレッドルーツの杉山太朗さん。地元のママさんたちと一年中ミニトマトを育てる若手農家さんです。
様々な品種のミニトマトを育てたようですが、今は一番自信のある『ほれまる』のみに絞り、『タローちゃんトマト』と名付けて地元のスーパーなどで販売しています。その最大の特徴は、就農当時からぶれることのない土づくりへの思いです。

落ち葉や米ぬか、酒粕などの植物性の肥料のみを使用して育て上げた土中の微生物とともに、ミニトマトを栽培する独自の農法は、甘さが最優先に追求されつつある昨今の栽培方法(水耕栽培やオスミック栽培、動物性の糞や殻の施肥)とは全く異なります。年月を重ねるごとに、酸味と甘みのバランスがとれ、えぐみの少ない優しい味わいになっていっていると語ります。
また、お客さんとのやり取りの中で感じた、人それぞれ異なるおいしいを追求しすぎるのではなく、冷蔵庫を開けたらタローちゃんトマトがある、安心できる味を目指しています。

猛暑日にはハウス内が50℃以上になることもあり、年々栽培の難易度は上がっていますが、それでもいつも冷蔵庫にあるタローちゃんトマトをつくるために、数年前から夏場でも栽培に挑戦し続けています。
今後、伊勢地域の同じような目標を持つブロッコリー農家さんやネギ農家さんと共同でこの地域の農業を盛り上げていくと語る杉山さん。そんな杉山さんがつくる『トマト好きのためのトマトらしいトマト』をお届けします。


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まえでさんとアスパラガスが生まれる地『槙山』
まえで農園 前出さん(伊賀市槙山)
7月~8月Sコースで登場予定
伊賀と信楽の山間部に位置する槙山地区では、きれいな沢の水が流れ、伊賀盆地特有の朝晩の冷え込みにより、甘みののったおいしい農作物が育ちます。さらに、伊賀盆地よりも平均気温が低く涼しいため、生育適温の低いアスパラガス栽培にはぴったりの土地です。
まえでさんは、そんな槙山で生まれ育ち、家の前の耕作放棄地を利用して夫婦でアスパラガスや日野菜、ミツバチなどを育てる5年目の新人農家さんです。

直売所を兼ねた農地は、奥さんの手づくりの素敵な看板やイラストでかざられ、常に和やかでどこか居心地の良い空間が流れています。
伊賀地域の特産品であるアスパラガスで、生まれ育った伊賀の槙山を盛り上げようと始めたアスパラガス栽培ですが、植えてから収穫まで2年以上かかることや、一度植えた地下茎から何年も収穫する多年生の植物で、毎年の地下茎の育成状況が翌年以降の収穫に直接的に影響するため、一年中手間がかかります。
世話焼きのアスパラガスですが、ご夫婦のおだやかで丁寧なものづくりとの相性が良く、いつでも楽しそうに作業されています。また、ハウスの外であっても防草シートを敷き、農薬の使用減に努めています。

アスパラガスは春から夏にかけて収穫できますが、春と夏では農園の様子やアスパラガスの育つ仕組みが大きく異なります。春は地下茎が秋・冬に蓄えた栄養分で芽を出すため、旨みの強い味わいとなります。一方、春芽のうちのいくつかの茎を成長させて写真のように大きくし、葉で光合成した栄養を元に育てるのが夏芽のアスパラガスです。気温が高く、急速に生長するため、緑の外皮部分が薄く、パリッと爽やかな食感とクセの無いあっさりとした味わいが特徴です。前出さんはそんな夏特有のアスパラガスを存分に味わえるよう、芽が開く直前を見極めて収穫しています。
伊賀市槙山の地で『いい空気、いい水、いい人』がつくるアスパラガスを、まえでさんの農園と距離の近いモクモクだからできる鮮度でお届けします。お楽しみください。


おまかせ野菜セット

おまかせ野菜セットは、モクモクの直営農場および地元の農家さん、そして遠方の農業仲間さんの野菜を5~6品組み合わせたセットです。お届けする野菜の内容は週替りとなり、上記内容が入らない場合がありますこと、ご了承下さい。最新のお届け内容はこちらのページをご覧ください。


