甘い果汁がしたたる梨の王様「幸水」

伊賀市羽根　白鳳梨生産組合さん
田んぼで育てる伊賀の梨

　山に囲まれた伊賀市は寒暖差が大きく、梨の栽培に適しています。白鳳梨生産組合さんは、かつてから盛んに梨の栽培がおこなわれて来た伊賀市羽根で、地元では有名なブランド梨「白鳳梨」を栽培しています。羽根地区は伊賀の盆地の中心地にある田園地帯で、この梨も畑地ではなくもともと水田だったところで育てられています。水田の土壌は水分を多く含むため排水に気を使わないといけませんが、この土質のおかげでみずみずしくて柔らかい梨になります。

多少の傷がつくことがあります。

　また、果実を育てる際は傷や色ムラを防ぐために袋をかぶせて栽培するのが一般的ですが、白鳳梨は袋をかぶせずに太陽の光をいっぱい浴びせています。葉とこすれて少し傷がつくことがありますが、日光をうけて果実本来の味と甘みのある梨に育っています。
　白鳳梨生産組合さんは「白鳳梨」として、時期によって「幸水」と「豊水」の２種を主に出荷しています。どちらも「赤梨」の系統で甘さが特徴ですが、特にお盆のころに出回るこの「幸水」は甘みが強く、果汁たっぷりでやわらかいので、現在梨の王道といってもいい程人気があります。今年は収穫開始が昨年より少し早く、お盆に合わせてお届け致します。期間限定の味なので、今のうちにお楽しみください。

お召し上がり方法

　梨は追熟しないので、収穫後に甘くなるということはありません。お届けしたらお早めにお召し上がりください。また、冷やしすぎると甘みが薄れてしまうため、冷やすのは食べる１時間程からで十分です。食べるまでは常温の冷暗所で保存してください。