北海道しのだファームの「ピュアホワイト」

甘くてクリーミーな味わいのとうもろこし
「ピュアホワイト」

　ピュアホワイトは、真っ白なこの見た目が特徴的なとうもろこしです。
　糖度が高く、甘くて皮も柔らかい人気品種で、北海道や長野などの寒冷地で栽培が盛んです。また、近くに他の品種があると交配してまだらな色になってしまうことがあるため、北海道ほどの広大な土地があるところが産地となっています。
　本州のとうもろこしは終盤を迎えていますが、北海道ではまだ収穫がはじまったばかり。これから９月いっぱい収穫が続きます。
　甘くてクリーミーで、このきれいな白色のまま茹で上がります。皮がやわらかいので生でも食べることができます。

北海道斜里郡清里町　しのだファームさん

　冬は最低マイナス３０度になることもある、北の大地・清里町。全部で４８町歩（約４.８ km四方！！）もの広大な畑で、篠田さんは個人で農業をされています。
　栽培品目はとうもろこし、長芋、ごぼう、じゃがいも、ブロッコリー、ビートなど。黒ぼく土の火山灰土壌は水はけがよく、いもやごぼうの栽培に適しています。さらに寒さによりどの作物も肥大しにくく、湿度が少なく風が強いので病気や虫もでにくいところです。最近は、収穫したとうもろこしやじゃがいもを使って地元の乳業メーカーと一緒にオリジナルのアイスをつくるなど、加工品にも挑戦しています。

　ピュアホワイトだけでも１.４ ha、５～６万本を作付けました。とうもろこしは収穫してすぐに、冬場の雪を使った「雪室」に入れているため、保存状態が良いまま長持ちします。